
マインドフルネスとは仏教の禅の思想がアメリカへ渡り、『今ここで起こっていることに決めつけや批判をせずに意識的に目を向けることからの気付き』としてジョン・カバットジン氏により1960年代に提唱され、Apple社のスティーヴ・ジョブスを始め、世界中の様々な起業家達により実践された『内観を通じて真の自己を知る』プログラムです。
1.Wisdom 2.0とは?
『Wisdom2.0』とは社会活動家であり、著書である『世界のエグゼクティブに学ぶストレスフリーな働き方』を執筆したソレン・ゴードハマー氏がシリコンバレーのIT企業化との意見交換に基づいて設立されたマインドフルネスを提唱する会議の名称です。世界的な大企業の社長、哲学者、科学者、教育者が集い、テクノロジーが発展して行く世の中において、どのようにしたら人々の健康や精神性を保てる世の中になるかについて意見交換し学び合う場として生まれました。
2.なぜWisdom2.0が始まったのか?
Wisdom2.0Japanのインタビューでソレン・ゴードハマー氏は、テクノロジーと自分の内側の世界(マインドフルネス)の対極する2者の双方に異なる学びがあることに気付き、それぞれのさまざまな分野で活躍する人々が叡智や知見を共有し、テクノロジーを発明、発展させながら内面(頭、身体、心)の仕組みを理解し訓練することが文化を発展させると考えたことからWisdom2.0を始めたと語っています。
3.日本におけるWisdom 2.0
日本でもWisdom2.0が2020年より開催されるようになり、海外のマインドフルネス指導者が来日するようになりました。過去の登壇者にはWisdom2.0創始者のソレン・ゴードハマー氏やマインドフルネス創始者のジョン・カバットジン氏という社会への気付きを同じくした者が集い、様々な分野からの叡智を得られるイベントとして注目されています。
4.なぜ今、日本にマインドフルネスが必要なのか?
本来は禅の発祥地となる日本から海外に渡った禅がマインドフルネスと言われ、逆輸入という形で入ることになります。遠回りな方法ではありますが、本来『日本人の中にあったもの』にマインドフルネスを通じて『気付く』ことは日本人の魂を揺さぶることになります。今まで表層的に捉えられた「マインドフルネス」を深掘り解釈することにより、原点回帰、すなわち本来の姿へ戻ることとなるでしょう。
5.世界中から尊敬されている日本らしさ
西暦2000年、すなわち21世紀になってから早くも20年以上が経過し、私達の生活様式はデジタルデバイスに囲まれ、IT(情報技術)、ICT(人と人、人とモノの情報伝達技術)、IoT(モノをインターネットに接続して情報をやりとりする仕組みである「モノのインターネット」)、IoE(あらゆるものをインターネットに繋げて行うビジネス)、AI(人工知能)は進化し続けています。その一方で日本料理の「旨味」や日本人の「~道」にある物事を極める資質や掃除の習慣や食前の「いただきます」の習慣は世界のエリート達からビジネスモデルとして見られています。
ジョン・カバットジン氏は『マインドフルネスを教える人間は仏教徒である必要はなく、~イズムという主義や派閥的思想は二元論を生み出しがちですが、仏教自体の教えに二元論や対立は含まれないからです』と述べています。世界の原点はインドにあると言われていますが、インドの仏教が簡素化されて美を帯びたものが禅となり、更にはインドのIT技術が洗練された形で進化したのが米国のシリコンバレーであると言えます。日本の精神や文化が米国を通して広がっていく様子を今後も注視していきたいものです。








